非モテ失業者の星

なんでもここに非モテと書くとアクセスが向上するらしいが、別におれはここを多くの人に見てもらいたいとか思ってないというか、昔カート・コバーンが「曲が売れると俺の音楽をわからない奴まで聞くから、売れない方がいい」と言っていたらしいがそれはカート・コバーンが言うからかっこいいのであっておれが言ってもバカとかきもいとか吐きそうとかしか言われないから言わない。おれの場合女の子に縁がなくて気が狂いそうだ!死ね!とか以前から言っているがだからといっておれは非モテというわけではない。事態はそう単純ではない。というかおれの話はいい。これを見ていただきたい。この男の名はネクロブッチャー!(左)

一部では内閣総理大臣並みの知名度を誇る、「神」とも言われるプロレスラーだが一般的な認知度は高くないと思われるこのネクロブッチャーという男の中の男の特徴は、とにかくかっこ悪い!最近はTシャツ着用で試合をすることが多いが、以前上半身裸で試合をしていた頃の風貌はとても直視できるものではなかった!貧乏そうに見えるプロレスラーは見慣れているこのオレ様ですら、「一体どこのルンペンが会場に迷いこんできたんだ?」と本気で疑いかねないものだった。髪型、体型、、腕の細さ、足の短さ、たるんだ腹、わざわざ一番かっこ悪いものを選んで買ってきたとしか思えないジーンズなどの外見的なものに加えて(よく見ると実はけっこう男前なのだが、こういう場合下手に顔立ちが整っているとかえってみっともなく見えることが多いと思われる)攻める姿も受ける姿もただ動いている姿もとにかくかっこ悪い!ただベターンと落ちているだけって感じの受け身を初め。この全てがかっこ悪い、全米失業者問題を一人で体現しているような男が、不思議なことに一度でも見ると世界一かっこいい男に思えてくるのだ!「カッコ悪いことがカッコいい」とはよく言われる言葉だが、ネクロブッチャーはそういう次元も超えている。一般的に言われる「カッコ悪いことがカッコいい」という場合、「銀魂」や「傷だらけの天使」のショーケンの例をあげるまでもなくカッコいい人がカッコ悪いことをしているがその奥底にはカッコいい信念のようなものがあるというか、よくわからなくなってきたが根本的な部分が「カッコいい」ものであるのに比べ、ネクロブッチャーの場合は根本的に全てにおいてかっこわるい。「飾らない素のままの自分をさらけ出す姿がかっこいい」などという次元でもないのだよ!ミック・フォーリーやマッドマン・ポンドでさえここまでひどくはなかった。そのかっこわるさの集合体のような男が、世界一かっこいい男を通り越して「神」とまで言われるという事象について考えてもらいたい。特に非モテを自称する諸君には、ネクロブッチャーの存在をヒントにしてネクロブッチャーを目指してもらいたい。いや、むしろ全ての男はネクロブッチャーを手本にすべきだ!全員腹をぶよつかせて上半身裸で、近所の安売りで買ってきたジーンズを履いてキチガイのような動きで街を闊歩しろ!そうしろ!明日からそうしろ。失業しろ。
ちなみに普段のネクロブッチャーは一度だけ近くで見たことがあるが物静かな男前の紳士だった。失業者というより大学教授か芸術家に見えた。むしろもてそうだった。
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