マッスル10

行ってきましたよマッスル。歌舞伎町で警察に職質されたりしたけど。なんかすごくむかついたんで絡んでやった。「なんでこれだけの人がいる中で自分を選ぶんですか?基準について教えてください」とか。まあいいや。新宿フェイスという会場はできればもう行きたくない。七階まで階段登らされたし。新宿は人多いし。人が多いのは別にいいが人が多いということは、それだけカップルも多くなる…おれはこの世でカップルを見るほど嫌なことはないんだよ。カップルを見るほどおれがこの世で嫌いなことはないんだよ。まあいいや。それでマッスルだが、文章化は困難だが今回のストーリーをおおまかに説明すると、忙しくてネタを考えられなかった鶴見亜門が失踪したためアントーニオ本多が鶴見亜門に化けて、マッスル1〜マッスル9までのダイジェストを企画するがマッスル4の途中からわけがわからなくなって「メガネをレスラーとして一人立ちさせるためにみんながサポートする」という展開になりメガネの対戦相手である虎龍鬼を袋叩きにして惨殺。途中から戻ってきた鶴見亜門も惨殺。メガネの父が鶴見五郎だと判明して鶴見五郎は引退を表明、メガネが二代目ツルティモ・ドラゴンを継承。翌日、警察に自首。
まともなプロレスの試合は一試合もないが(比較的まともなのが塩ちゃんの試合だったというのが)試合数はやけに多い。
酒井一圭HGvsコガワナオヤ
趙雲子龍ジャイアント馬屬vs夏侯淵夏侯惇
ツルティモ・ドラゴンvs大家健(マスカラ・コントラ・カベジェラ戦)
マッスル軍vsKAIENTAI−DOJO軍(5対5戦)
虎龍鬼vsタイガードラゴン(ドラゴンタイガーだったかも。昼のDDT興業で負傷した松野さんの代打。中身はどー見ても塩ちゃん)
メガネvs大家健
アントーニオ本多vsペドロ高石vs塩ちゃんvsジャイアント馬屬(バトルロイヤル)
趙雲子龍vsミスター・マジック(UFOキャッチャー戦)
佐野直vs726(カラオケ戦)
酒井一圭HGvsコガワナオヤ(しゃぶしゃぶ戦)
マッスル坂井vsDJニラ(ボーリング戦)
虎龍鬼vsメガネ
ギャツビー本多vsスペード・ウノ&ドス(ボーナストラック。マンダムのCM撮影だそうだが、本当にこれ流すのか?)
試合数にすると全12試合。後半しゃぶしゃぶとかよくわからないのがあるが、それは新宿フェイスと同じ建物の中にある施設で試合を行うという企画だ。試合内容とか試合結果は非常にどうでもいいというかある意味重要ではあるが(塩ちゃん関連とか)めんどくさいので省く。K−DOJOとの対抗戦でペドロ高石が死亡するというアクシデントがあるが後半何事もなかったかのようにペドロ高石普通に登場。終了後(ボーナストラックの前)に殺されたはずの鶴見亜門が甦り、懐から婚姻届を取り出して「これのおかげで心臓に刺さらなかった」とか言って結婚を発表するが別にどうでもいいか。終了後のトークによると、今回は松野さんが欠場したおかげで何もかも予定が狂って大変だったという。虎龍鬼の起用はそのせいだったというが(「だいたい虎龍鬼に頼らなきゃいけないって時点で間違ってるだろ」と鶴見亜門)逆に虎龍鬼を使ったことで絵面に異常なおかしさが出てよかったと思う。
たしかにマッスルはおもしろいし実際ムチャクチャ笑ったのだが、自分の求めるものとは何か違う。笑いの完成度が高すぎるというか、洗練されすぎていて誰もが楽しめるものになっているのが逆に物足りないというか、というかこれはプロレスじゃないでしょう。プロレスを題材にした舞台とか演劇に近い。レスラーとかレスラーじゃない人とか、スタッフとか観客も一つになって一体感のあるすばらしい興業を作り上げているが、自分なんかはほんのわずかではあるが部外者感を感じるというか、これは変な見方かな。新宿フェイスという場所柄もあるかもしれない。これが新木場とかだったら感じ方は変わっているかもしれない。プロレスの試合として楽しめるものがあまりに希薄なせいかもしれない。どちらかというと、試合の中で笑わせてほしいというのがあるから。塩ちゃんはよかったけど。趙雲子龍とかもっと見たかった。
批判するところは何一つないが、個人的にはちょっと何か違うとは思った。ユニオンとか666のほうが合ってるかな。あれだけ笑っといてこんなこと言うのも何だが。多分また見に行くんだけど。
爆笑度     ☆☆☆☆☆
バイオレンス度 ☆☆☆
発狂度     ☆☆☆
怪奇度     ☆☆☆☆
男泣き度    ☆☆☆
人気blogランキングへ