Dr.チョッパー


例によってジャケットの絵は美化300%である。アルバトロスのジャケットの絵師の腕前は見事というほかはない。実物は合成皮革に身を包んだ単なるジジイ。これがクソ映画であるのは例によって見る前からほぼわかりきっているわけだが、クソ加減が語り草になるほどのレベルでもない中途半端なクソ映画なので始末に困る。
冒頭に出てきたDr.チョッパーの助手のミニスカ看護婦二人組(激ミニ)を見て少し期待してしまったのだが、場面が変わって20年後だかになるとドクターの助手は失業者みたいな女性二人組になってがっかりする。この二人の女性はDr.チョッパー以上に活躍して、河原で人肉をむさぼり食っていたりするが意味がよくわからない。話はなんとなく謎解きみたいな要素があったりするが、見ている人のほぼ全員が気付くようなレベルでしかないので特にどうでもいい。何よりこの映画、登場人物が多くてその大半が死ぬが、死に方が「腹をナイフで刺される」「首をナイフでかき切られる」の二種類しかないという事実がこの映画がどういうものかを如実に表わしていると思う。
ああ、語るべきことがない。人間の手足はそこらへんにやたらゴロゴロ転がっている映画。というか、人が入ると必ず行方不明になって人間の手足が発見されるような山に、本格的に警察が捜査に入ったりしないものなのだろうか。アメリカの田舎とはそういうものなのだろうか。
爆笑度     ☆☆
バイオレンス度 ☆☆
発狂度     ☆☆
怪奇度     ☆☆
男泣き度    ☆
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