ユニオンプロ 激突!クラッシュシリーズ 3/24新木場1stRING

この日は昼に友達が「猫買って引き取りに行くんだけど一人じゃ心細いから一緒に来てくださいよ」というんでお台場のペットショップまで猫を取りにいって、五時からスティーブと深海タンとデンジャーパーティ、それから新木場に急行してユニオンを見るというハードな日だった。いつもひまでひまで誰も相手してくれない人間なのになぜか重なる時は重なる。
会場はほぼ埋まっているが全部の席は埋まっていない。オールドスクールなインディープロレスのユニオンでは、666やマッスルと比べたら集客力は弱いか?試合前、武井が登場。「ユニオンは今日で終わり。次からは武井プロレス」とマイク。怒って出てきた会場さんの後ろから空手マミー出現。会場さんに一撃を加えるが観客の注意はその時空手マミーのかつらがずれたという一点に集中。その後に行われた空手マミーの試合でも、最大のポイントは空手マミーのかつらという予想外の展開に。
第一試合・大家健&『昭和』vs猪俣純&誰? よく覚えていない。猪俣のラリったような動きは一見の価値があるが試合は普通。『昭和』は久々の登場?試合後『昭和』は「最近、私の真似をしている人がいるという噂を聞きますが私が元祖ですので。それでは皆さん、1・2・3の後にダーではなく『昭和ー』と言ってください。いいですかダーじゃなくて昭和ーですよ。それでは皆さん、行きますかー!1・2・3・昭和ー!」というおっそろしくしょっぱいマイクで会場を恐怖のドン底に叩き落とす。
第二試合・チェリーvs木村響子 チェリーを見るのはマッスルでの売店に続き今月二回目。木村響子を見るのは今週二回目。この前はスケ番だったが今回のが通常版か。猿人キャラでバナナを持って入場して、バナナを観客に配るという。木村響子は、おれにバナナを手渡そうとして寸前で隣の人に渡すという小ネタを。おれは今までそういうふうにプロレスラーからネタにされたことはないので非常にびっくりした。おれのこと好きなのか?(笑)試合は普通にいい試合。チェリーはあんなにかわいいのにものすごくがんばる。木村響子も普通にしていればけっこう美人だと思う。
第三試合・メカスタンリー&ピンクタイガーvsメカマミー&博士 博士は武装練金のパピヨンのマスクで登場。認知度が低いのか客席からそれに対する反応はなし。「パ・ピ・ヨ・ン」「蝶サイコー」などの声援が出るかと思ったが。というか、おれが言うべきだったか。試合はとにかくすさまじい!佐野直のベストバウトでは?ロケットパンチとドリルでの壮絶な殴り合いは圧巻。プロレスラーじゃない二人もフラフラになるまでがんばった。1stRINGの中に車まで乗り入れ、メカマミーを車ではねてからローリングセントーンでメカスタンリー勝利。抗争に終止符を討つ。試合後、潔く負けを認め、自らのマスクを取ろうとするメカマミーの手をメカスタンリーが止め、「お前にマスクなんかないだろ。怪奇派にマスクなんかないだろ!」と言うシーンはものすごく感動。本当にわかっている人だ。数カ月に及ぶ戦いの末友情が芽生えた二人はタッグ結成を宣言するが、それに怒った博士とピンクタイガーは「しょせん人間の創造物は人間にはかなわないことを思い知らせてやる!」と、次回赤レンガ興業にて新たなるモンスターをメカスタンリー&メカマミーに差し向けることを予告。だがメカコンビからロケットパンチで吹っ飛ばされ、ピンクタイガーに至ってはむき出しのケツにドリルを突っ込まれる。もはやユニオン最大の見どころメカスタンリー&メカマミー。ユニオン本来の路線とは少し異なっている気がするがこれを見るだけでもユニオンに行く価値がある。そういえば佐野直を見るのは今月三回目・今週二回目…やばい(笑)
第四試合・沼澤邪鬼vsisami 見るたびにすばらしさの度合いが上昇していて目が離せない男・isami。今回は沼澤の上に椅子を重ねてのスワントーンを放つも、傍目にもはっきりわかるほど椅子に自分の頭をぶつけて頭をかかえてのたうちまわるなどのすばらしいキチガイぶりを発揮。というか、この人試合中頭ぶつけすぎ。何度頭をかかえてのたうちまわったことか。最後も椅子の上へのリアリティーチェックという頭部への負担が大きい技で沼澤の勝利。そのキチガイぶりを沼澤も認めたのか、試合後健闘を讃える。口外禁止なので書けないのが残念だったが、先日の666でも沼澤とisamiは絡んでいて、その試合でもisamiは相当な頭のおかしさを発揮したので(重ね重ね詳しく書けないのが残念だが)沼澤は何か感じるものがあったのかもしれない。キチガイレーダーに反応したのかもしれない。沼澤とisamiの新・キチガイタッグの結成につい期待してしまう一戦。
メイン・ユニオン軍vs空手軍五対五時間差イリミネーション戦 ユニオン軍のXは泉州。見慣れた人だったのでちょっとがっかり。むしろ空手軍の二番目がXだろ。やけにすごい顔だが誰だあれは?よくあんなすごい顔の人を見つけてきたな。試合はリング上以上にセコンドの乱闘がものすごいという、懐かしくなるような感じのもの。インディーでは珍しくほとんど笑いの要素は感じられないシリアスな試合だが、それをぶち壊していたのが空手マミーのかつら(笑)一発攻撃をくり出すたびにずれたかつらを直す空手マミーの動きが気になってもう試合どころではない(笑)しまいにはかつらは完全に外れて、後頭部からぶら下がった状態になるのだがそれでも被り直して試合を続行する彼の姿には、なぜそこまでかつらに執着するのか?という疑問を禁じ得ない。かつらがなければマミーではなくて単なる白覆面になってしまうからか?あとは726がよかったかな。726はユニオンで見るとやけに強く見える。つうか726を見るのも今月三回目(今週二回目)。友達かよ。友達と会うより回数多いよ。試合は石川修司が健闘。ポーゴさんのビッグファイヤーをカウント2で返し、最後に残った空手マミーと小笠原先生を落としてユニオンを勝利に導く。今回もポイズンがあまり目立たなかったのが少し気になるが(松っちゃんとの空手特訓の成果があまり見られないというか「ロウソク!」と叫んでの攻撃で意味不明・だがそれはそれでいい。実際にロウソクに火をつけてそれを消しながら攻撃するとかすればもっとよかった)次回は小笠原先生とのシングルだそうなので次回に期待。
特に後半三試合はものすごくおもしろかった。特にメカ関係。メインもプロレス本来のおもしろさが体現された、いい試合だったと思う。あと今月は31日の大日後楽園。月に四回もプロレスに行くのは自分でもどうかと思うが。大日に行ったら沼澤も月に三回見るという結果になる。佐野直と726と沼澤邪鬼を月に三回見る男。今月はそういう人はけっこう多いと思うが。来月は特にないのでおとなしくしていようと思います…☆の多さはメカマミーとメカスタンリーの功績が大きい。
爆笑度     ☆☆☆☆☆
バイオレンス度 ☆☆☆☆
発狂度     ☆☆☆☆
怪奇度     ☆☆☆☆☆
男泣き度    ☆☆☆☆
人気blogランキングへ